2022年の酉の市開催中の浅草”鳳神社”にお参りに行きました。
初めて”酉の市”というものを知ったのは、まだ20代の頃、入谷に住む知人に誘われていきました。
その後も色々な神社の酉の市に出かけましたが、鳳神社に参るのはその時以来です。
鳥居をくぐると商売繁盛の大きな熊手が見事で目を奪われます。
なぜ、この日久しぶりに参ることになったかというと。
先日、義父(83歳)にLINEで
「おとうさん、酉の市には行ったことがありますか?」
と聞くと
「ありません。酉の市というものがどういうものかもわかりません」
との答え。
「今年は三の酉まであるのですが、二の酉に行きませんか?」
「はい。予定をしておきます」
ということで義父を誘って、ついでに平日休みの息子も誘って浅草まで行くことになりました。
本当は夜に行くと、灯りに照らされた境内が幻想的で、年末のソワソワした感じがまたいいのですが。
義父の年齢を考えると早い時間の方が安心ですし、コロナもまた増えてきちゃいましたしね。
お参りを終え、神社の外の通りにはたくさんの縁日が並んでいて楽しいのです。義父はこういった屋台がたくさん並んでいるのを初めて見たと言っていました。
そういえば、義父と個人的にどこかへ出かけるのは初めてです。
いつも夫と義父と食事や、コロナ前には旅行にも行っています。
義父は義妹夫婦ともときどき出かけているので、ひとり暮らしですが、さみしくはないと思います。
それにとてもアクティブで、放っておいても一人参加のツアーに申し込んでどこへでも、それこそ海外や国内でもかなり遠方にも出かけていきます。
酉の市に誘う前になりますが、実家に行くと
「ちょうど前回の旅行で御朱印帳がいっぱいになったのですよ」
と言っていました。
「すごいですね!つぎはどこかの神社かお寺に行ったタイミングで御朱印帳を購入しますか?」
と聞くと、
「いや、もうそんなに出かけることもないだろうから、もう買わなくてもいいかと」
えっ・・・それって年だから?つぎの御朱印帳は全部埋めることができないかもしれないと思っているから?
以前、義父は月イチくらいで友人と銀座にランチに行っていました。
「おとうさん、最近、都内でどこかおいしいところはありましたか?」
と聞くと、もうそのご友人はあまり歩けないのだとか。
義父と変わらない年齢のその方が、足が不自由になってしまったのか、病気なのか、体力がないのか、詳しくはわかりませんが。
周りの友人たちを見て、自分もいつまでなのかと思っているのでしょうね。
でも、私はそんなこと言ったって義父はまだまだどこにでも行くと思っているのですよね。
義父は都内もひとりでツアー(相撲や落語など)に参加していますし。
結局、この日だって御朱印帳はしっかり購入していました。
まだまだこれからも、御朱印帳の最後のページを埋める勢いで出かけてもらいたいです。
私もときどきお供します。
そうそう!義父も(私も夫も)食いしん坊なのですが。
「おとうさん、浅草ではなにが食べたいですか?」
「ヨシカミに行きたいです!昔食べたビーフシチューが食べたい!」
と即答していました(笑)。
ずっとずっと元気で食いしん坊でいてください。